最近、街中でも電動アシスト自転車を見かけるのが普通になってきました。
通勤・通学や買い物、子どもの送迎など、日常の移動手段としてとても便利ですよね。
ですが一方で、「電動自転車って危ないんじゃないの?」「スピードが出すぎて怖い」といった声も聞くことがあります。
実際に、交通事故や転倒のニュースも報じられており、正しく使わないとリスクがあるのも事実です。
今回は、電動自転車がなぜ危険と感じられるのか、そして安全に使うためのポイントについて、やさしく解説していきます。
電動アシストはペダルを踏む力に応じてモーターが補助してくれる仕組みです。特にスタート時や上り坂では、予想以上にスピードが出ることがあります。
慣れていないと「自分の想定よりも速く進む」ことで、バランスを崩したり、ブレーキが間に合わないことも。
一般的な自転車と比べて、電動自転車はバッテリーとモーターを搭載しているため重たくなっています。倒れたときの衝撃が大きく、取り回しにもコツが必要です。
特に女性や高齢者、小柄な方は、車体のサイズや重量選びが重要です。
アシストの力でスピードが出ていると、従来の自転車の感覚でブレーキをかけたつもりでも止まるまでに距離がかかる場合があります。
雨の日や坂道などは特に注意が必要です。
電動自転車は静かに走るため、歩行者に気づかれにくいことも。また、速度が出ている分、他の自転車とすれ違うときの衝突リスクも高まります。
購入後・レンタル後すぐに速いスピードで走るのではなく、まずは広い場所や交通量の少ない道で操作感に慣れるようにしましょう。
電動アシストは停止までに距離がかかることがあるため、いつもより早めのブレーキ操作を意識しましょう。雨天時はさらに慎重に。
交通ルールやマナーの類は必ず守るようにしましょう。たとえば、こういったことです。
特に通学・通勤時間帯は周囲の人も急いでいるため、お互いの安全を守る配慮が大切です。
ブレーキやタイヤの空気圧、バッテリーの状態は定期的にチェックを。定期的に自転車店に持ち込んで整備をしてもらうのもよい方法です。電動アシスト自転車を使うなら、そうした安全への配慮は欠かさないようにしたいものです。
[自転車マメ知識] 2025年6月2日