近年、通勤や買い物の移動手段として人気が高まっている「電動アシスト自転車」。
坂道でもスイスイ進める快適さや、エコで経済的な点から、多くの方が利用しています。
ただ、購入を検討している方や使い始めたばかりの方からよく聞かれるのが、
「電動自転車は何キロ走れるの?」
という疑問です。
実は、電動自転車の走行距離は「バッテリー容量」や「使い方」によって大きく変わります。この記事では、バッテリー容量別の走行距離の目安や、通勤・買い物に適した選び方のポイントを分かりやすく解説します。
電動アシスト自転車のバッテリーは、一般的に 8Ah〜16Ah の容量があります。この「Ah(アンペアアワー)」の数値が大きいほど、たくさん電気をためられる=長い距離を走れる、という仕組みです。
※メーカーや走る環境(坂道の多さ、走行スピード、荷物の重さ)によって変動します。
同じバッテリーを使っていても、「実際に何キロ走れるか」は使い方や環境によって変わります。
坂道が多いエリアでは消費が増え、走行距離は短くなります。
信号待ちやストップ&ゴーが多い街中でもバッテリーは減りやすいです。
重い荷物を積んでいると、その分モーターの力が必要になり、バッテリー消費が増えます。
使い続けるうちにバッテリーは少しずつ劣化し、新品のときより走れる距離が短くなります。
おおよそ2〜3年で交換を考える方が多いです。
片道5〜10km程度の距離であれば、12Ah以上が安心です。
毎日使うため、バッテリー残量を気にせず走れる容量を選ぶと快適です。
途中で坂道が多い方や、帰宅時に買い物をする習慣がある方は16Ahを検討するとよいでしょう。
スーパーや駅までの往復が2〜3km程度なら、8Ahでも十分対応可能です。
荷物が多い方や週末に少し遠出も考えている方は、12Ahが安心です。
せっかく買った電動自転車、できるだけ長く快適に使いたいですよね。以下のポイントを意識すると、バッテリー寿命が伸びます。
こまめに充電する
→ バッテリーを0%まで使い切るのは避けましょう。残量30%くらいで充電するのがおすすめです。
高温多湿を避けて保管する
→ 夏場の車内や直射日光の当たる場所は劣化を早めます。
冬場は特に注意
→ 寒い環境では性能が落ちやすいため、室内で保管すると安心です。
「どれくらい走れるのか?」を知っておくと、自分に合ったモデルを選びやすくなります。毎日の通勤や買い物がより快適で楽しくなるように、ぜひこの記事を参考にバッテリー容量を選んでみてくださいね。
[自転車マメ知識] 2025年9月15日