いざ乗ろうとしたら、自転車のカギが見当たらない……多くのひとが、一度は経験があるのではないでしょうか。
本体キーだけでなく、二重ロックのワイヤーロックのカギをなくしてしまうケースなどもあるでしょう。
スペアキーがあればいいのですが、ひとつしかないカギがどうしても見つからないとなると、どうすればいいでしょうか?
時間があるなら、スペアキーをメーカーに注文できます。しかし「出先でカギをなくした」「注文してできあがるのを待っていられない」という場合は、以下のような選択肢から検討することになります。
自転車店に持ち込めば、対応してもらえます。
カギを破壊する形になるため、後でカギを交換することになりますが、ひとまず、カギを開けることはできます。
費用は2,000~3,000円程度が目安ですが、それとは別にカギ交換のために5,000~6,000円が必要です。カギ交換も含めて依頼することで、カギ開けの費用はサービスしてくれるお店もあるようです。
自転車店での対応を望む場合、基本的には店舗まで自転車を持っていかなくてはいけません。お店によっては、出張・訪問という形で呼べる場合もありますが、出張料がかかることもあるので、問い合わせて相談してみましょう。
あまり知られていないかもしれませんが、警察でも対応してもらうことができます。
交番などに持ち込んで、カギを壊してもらいます。専門業者ではないので、カギの交換などはできませんし、電動アシスト自転車のバッテリーのキーについては、警察では対応できません。通常の自転車の場合や、ワイヤーロックなどに対する応急的な対応と考えましょう。
特に費用がかからないのもメリットです。
ただし、必ず、こちらから持ち込まなくてはならないのと、自転車の持ち主であることを証明するため、身分証などを求められるほか、原則として自転車が防犯登録されている必要があります。
カギ開けの専門業者に依頼するという方法があります。
出張・訪問での対応が基本などで、自宅などまで来てくれるのがありがたいところです。夜間や休日も営業している業者が多いため、迅速に対応してもらえるのも利点と言えます。
反面、費用は5,000~10,000円程度かかってしまいます。
工具などがあれば、自力でどうにかすることも不可能ではありません。インターネットで「自転車 カギ 開け方」などと検索してみると、身近な道具を使ってカギを開ける方法などが見つけられます。
しかしながら、なかなか難度の高いものが多かったりなどして、必ずうまくいくとは限らないようです。できれば、自転車店やカギ開け業者などの専門家に依頼することをおすすめします。
国内メーカーであれば、基本的に、スペアキーを注文できます。キーはメーカーでつくられていますが、注文はメーカーに直接行うのではなく、購入した販売店を通じて行う決まりです。
注文するためには、キーナンバー(カギ番号)が必要です。番号はキーそのものに刻印されているほか、保証書で確認できますが、購入した販売店で控えがある場合もありますので、もし保証書をなくした場合などはお店に相談してみてください。
スペアキーは1本あたり1,000~2,000円程度で注文できます。届くのに1週間程度はかかってしまうようです。
一部、メーカーや機種によってはスペアキーがつくれないこともあります。
その場合は、カギごと交換しなくてはなりません。セットで5,000~6,000円程度が目安です。
自転車のカギをなくしてしまうと、手間や費用がかかってしまう場合があり、大変、ストレスです。できれば、なくさないことが最善でしょう。
カギをなくさないコツとしては、
などがありますし、ワイヤーロックなどは、番号式のものにして、カギを持ち歩かずに済むようにするというのもひとつの方法です。
最近は、スマートタグを活用するのもいいでしょう。
スマートタグはGPSなどを使って、取り付けた品物の所在を追跡・確認できる仕組みです。カギにスマートタグを取り付けておけば、アプリからカギのありかを確認することができます。
レンタルしている自転車のカギをなくした場合は、すみやかにレンタル会社に連絡しましょう。
電動アシスト自転車の定額レンタルサービス「スマイルサイクル」では、「修理あんしんオプション」に加入されている場合、無償で、予備キーをご用意いたします。
[自転車マメ知識] 2024年1月11日